2007年7月26日木曜日

海外の医学部で学ぶ その1


blogをはじめてからいくつか、フィリピンの医学部で学びたいというメールをいただきました。授業の関係でなかなか個人的にアドヴァイスをできかねることもあり、blog上でお話ししたいと思います。

ちょっと堅苦しいですが、以下の点についてご留意ください。

•blog上でお話しさせてもらうことはあくまでも個人的な体験であることと。
•必ずしも新しいかつ適切な情報でないかもしれないこと。
•個人的な受験に関してサポートをしかねること。

僕がフィリピンで医学を学ぼうとしたきっかけは、本当に偶然な出会いからでした。というのも、2005年3月末に不思議な夢を見まして、その夢に導かれるように進んでいったら、フィリピンで医学を学ぶことになったのです。以前から海外の医学部で学ぼうと思うこともなく、フィリピンを選ぼうとおもうこともありませんでした。

フィリピンへ導かれたのではあるものの、こちらには親戚もいなく、ふたり友達がいるだけでした。このともだちともメールのやり取りがあるくらいで、近々フィリピンへ旅行する計画もありませんでした。不思議な夢が象徴するかのように、気づかせに耳を傾けたら、手を貸してくださる方が多く出てきてください、現在にいたします。僕自身は海外医学部を紹介してくださるような団体を通して留学をしたのではなく、あくまでも個人ルートで実現いたしました。

前置きが少々長くなりましたが、海外の医学部で学ぶことで注意しなければならないのは、海外の医学部を卒業しても、必ずしも日本の医師国家試験•本試験の受験資格を得ることも約束されないことが多いようです。このあたりは、厚生労働省のサイトをご覧いただければわかると思います。

僕の場合は将来は途上国の地域医療に携わりたいので、少し海外の医学部を卒業して日本で臨床を行いたいと考える方と少々方向性が違うかと思います。

2005年からの流れを簡単に紹介いたしますと以下の通りです。

2005年8月末〜
大学訪問(医学部見学)

2005年11月初旬
フィリピンへ留学開始
現地で入学試験を受験し、人文理学部生物学科に編入

2005年12月中旬
全国医学部入学試験受験

2006年1月末
同上試験結果公表

2006年2月上旬
医学部受験(書類審査、面接)

2006年2月下旬
合格

2006年3月中旬
人文理学部生物学科修了

2006年6月
医学部正式入学

2007年1月上旬
留年決定

2007年6月
再度一年生開始(二度目の入学式)

フィリピンへ留学を決めてから二月後に生活をはじめられて、また統一試験を受けて、基準点に上回り合格できたのも、奇跡としかいえません。笑


明日も発表がやまほどあるので、続きは次回へ。。