2007年7月31日火曜日

きょうはFeast Day!



きょうは僕にとってFeast Dayです。
僕の霊名(クリスチャンネーム)は、Ignacioなので、聖イグナチオ•デ•ロヨラの記念日(1556年7月31日帰天)にあわせて、僕もお祝いをしてもらいました。笑 実はカトリック教会では、一年を通して守護聖人の日が決められています。お祝いをしたりするのは聖人を崇拝するのではなく、模範である聖人にならおうというのが目的のようです。

僕は二つ霊名があるので、一年に二度ほどお祝いの日があります。それと洗礼の日がお祝いの日でもあります。ということで、お祝いが多いですよね。本当。笑

日本からともだちがすてきな写真を送ってくださったので、その写真をきょうのblogに掲載させていただきました。本当にありがとうございます!!



2007年7月30日月曜日

コミュニケーション

いままでいろんな形で異文化間コミュニケーションに携わってきたんですが、なかなか奥が深いです。
ある程度いろんなケースを体験してきているので、大きな困難を感じることはないんですが、やっぱり体調や勉強や仕事といった環境の状況により、ちょっと受けとめ方が違うように感じます。

一年目はやっぱり恋愛期間のようなもので、お互いに何ごとも新しく感じて、いろんなことに感激を覚えたりすると思います。

二年目は、そうした恋愛期間を経て、一歩引き下がったところで状況をみているように思います。本人が感じることだから、厳密な客観性はないと思うですが、、、。それでも、できるだけ客観的にみようとしているように思います。

はじめてミンダナオ島にやってきたのが、2005年8月の末。途中日本へ夏休みでかえったりしていない時期もあるんですが、ほぼ二年が過ぎようとしています。そんな僕も何となく二年目って感じがします。

ことあるたびに、いろんな国や地域で生活することがあったんですが、その度に挨拶一つをとってもそれぞれ意味があり、方法も違ったりします。僕がいま生活をしているところでは、案外おはよう、こんにちは、とかってあまりいわないことが一般的のようです。もちろん、僕がGood MorningやHi!といって答えないということではなく、一般的に挨拶は割愛するようです。僕がホームステイをしている家庭でもそうです。最初は、このこちらから挨拶をしないと挨拶をしないっていうのは、非常に違和感がありました。くしゃみをしても、何にもいわなかったり、結構このあたりも気になったりしました。

マニラのように外国人が多い地域や海外からの帰国者はこの辺は他の国の習慣に準じるようですが、地方では上記のようなコミニュケーションが一般的のようです。無言のうちに、相手に敬意をはらうのがフィリピン人のようです。おしゃべりやうわさ話が大好きなフィリピン人ですが、こんな部分では案外無口のようです。

ちなみに、目線があったときに、おでこを動かすのがフィリピン式のカジュアルな挨拶です。もちろん無言です。

お試しください!!



2007年7月29日日曜日

週末はいかがお過ごしですか。


あらためてカレンダーをみてみると7月もあと数日で終わる。水曜日からは8月がスタートである。
フィリピンでは6月から新学期で、10月の二週目までが前期、そして二週間から三週間ほどお休みがあり、クリスマスの時期までみっちりと授業がある。クリスマスの間の二週間を経て、正月の三が日の間にはもう授業がスタート。そして、3月の中旬に学年末試験があり、それがおわると夏休み。お察しの通り、日本でいう夏休みは、4月から5月なのである。

日本航空のカレンダーを毎日みているんだけど、海外仕様なので日本の休暇が赤くなっていないこともあり、日本の祝日がいつだったかすっかり忘れてしまっている。笑 日本で夏休みがスタートしたと思い出したのも、つい数日前。日本の学生は自由がいっぱいでいいなあ〜笑
さて、週末はいかがおすごしでしょうか。僕の場合は、ほとんど毎日同じようなペースで週末だからといってあまりかわったこともなく、過ごしてます。

土曜日の午前中は、補習があり、午後からは医学部の図書館で復習。そのあとは、大学内の御聖堂で主日の御ミサにあずかるのですが、きょうが大学の母体であるイエズス会の初代総長を祝う御ミサがあるために、昨日の夕方は御ミサに預からずにそのまま家に帰ってきました。

今朝聖イグナチオ•デ•ロヨラの御ミサはすごかったです。イエズス会の大学は日本では、東京の上智大学、広島のエリザベス音楽大学があるのですが、日本の方が地味なのではないかなあと思います。大学生で軍隊の予備兵の行進で、国旗、大学旗の掲揚など、また多くの司祭の行進など。ものすごく華やかでした。

イグナチオについては以下をご参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/イグナチオ•デ•ロヨラ

http://www.jesuits.or.jp/index.html

毎日慌ただしい生活を送っているとこうした祈りの時間は結構重要だったりします。

それにしても、一年ってすぎるのは早いですね。本当に。




2007年7月26日木曜日

海外の医学部で学ぶ その1


blogをはじめてからいくつか、フィリピンの医学部で学びたいというメールをいただきました。授業の関係でなかなか個人的にアドヴァイスをできかねることもあり、blog上でお話ししたいと思います。

ちょっと堅苦しいですが、以下の点についてご留意ください。

•blog上でお話しさせてもらうことはあくまでも個人的な体験であることと。
•必ずしも新しいかつ適切な情報でないかもしれないこと。
•個人的な受験に関してサポートをしかねること。

僕がフィリピンで医学を学ぼうとしたきっかけは、本当に偶然な出会いからでした。というのも、2005年3月末に不思議な夢を見まして、その夢に導かれるように進んでいったら、フィリピンで医学を学ぶことになったのです。以前から海外の医学部で学ぼうと思うこともなく、フィリピンを選ぼうとおもうこともありませんでした。

フィリピンへ導かれたのではあるものの、こちらには親戚もいなく、ふたり友達がいるだけでした。このともだちともメールのやり取りがあるくらいで、近々フィリピンへ旅行する計画もありませんでした。不思議な夢が象徴するかのように、気づかせに耳を傾けたら、手を貸してくださる方が多く出てきてください、現在にいたします。僕自身は海外医学部を紹介してくださるような団体を通して留学をしたのではなく、あくまでも個人ルートで実現いたしました。

前置きが少々長くなりましたが、海外の医学部で学ぶことで注意しなければならないのは、海外の医学部を卒業しても、必ずしも日本の医師国家試験•本試験の受験資格を得ることも約束されないことが多いようです。このあたりは、厚生労働省のサイトをご覧いただければわかると思います。

僕の場合は将来は途上国の地域医療に携わりたいので、少し海外の医学部を卒業して日本で臨床を行いたいと考える方と少々方向性が違うかと思います。

2005年からの流れを簡単に紹介いたしますと以下の通りです。

2005年8月末〜
大学訪問(医学部見学)

2005年11月初旬
フィリピンへ留学開始
現地で入学試験を受験し、人文理学部生物学科に編入

2005年12月中旬
全国医学部入学試験受験

2006年1月末
同上試験結果公表

2006年2月上旬
医学部受験(書類審査、面接)

2006年2月下旬
合格

2006年3月中旬
人文理学部生物学科修了

2006年6月
医学部正式入学

2007年1月上旬
留年決定

2007年6月
再度一年生開始(二度目の入学式)

フィリピンへ留学を決めてから二月後に生活をはじめられて、また統一試験を受けて、基準点に上回り合格できたのも、奇跡としかいえません。笑


明日も発表がやまほどあるので、続きは次回へ。。




2007年7月25日水曜日

地域医療 医療費ランダム


なんとか発表は無事に終わりました。夕方の試験は明日に延期になりました。というのも、糖尿病の講習会に出席するように指示があったからです。日本ですと数ヶ月前からポスターがあり告知されるのが普通ですが、大学が主催する講演会は直前、それも午前中の授業が終わったときにアナウンスメントがあったんです。笑 でもって、急遽夕方の試験が明日に変更できるかどうか担当教授に連絡をとって、講習会へ移動となりました。フィリピンチックでしょう?

僕の通っている大学は、カトリック修道会のイエズス会が運営する大学です。医学部が創設されて24年になります。医学部を開設するきっかけは、イエズス会の司祭がカミギン島からかえりに遭遇した病気のこどもとの出会いからでした。(カミギン島は、先週に掲載した美しい海のある島です。)
当時、カミギン島にはまともな医療施設がありませんでしたので、近くの国立病院のあるカガヤン•デ•オロまで移動するしか方法がありませんでした。当時は道も悪く、船とバスを乗り継いでくることは現在よりも大変だったそうです。
病気の親子があまりにも痛々しく、司祭はそのときに誓ったそうです。かならず将来こうしたこどもにもまともな医療を受けられるように医学部を創設して地域医療に貢献する医者を育成することと。

そんなこともあり、創設以来、地域医療へのウエイトが大きいのが特色です。

医学部と同じ建物のGerman Doctorsという医療組織が入っています。目的は、貧困層への無料医療の提供です。一年生は患者さんの問診をとることから地域医療のトレーニングがはじまります。おもにビサヤ語で会話しないといけないので、結構大変です。フィリピンは英語が公用語となっているので英語を全く理解できない訳ではないのですが、やはり現地に普通に話されているビサヤ語の方がらくだと思います。

問診をとる以外に、空港近くの村へ行き、健康調査をすることになっています。これまた結構面白い体験でした。結構日本人が想像するようなジャングルです。

German Doctorsが活躍しているように、ここフィリピンでは富裕層と貧困層とのギャップが日本では想像もできないくらいはなれています。富裕層が受けられる医療技術は日本の先端医療とかわらないように思えます。貧困層の場合はどうかといと、医療を受けたくとも受けられないというのがほとんどです。そんなこともあり、こうした無料診療を行っているところに到達できても、手遅れというケースも多いのが現状です。むろん、日本のような国民皆保険はないので(Phil Healthという保険制度がはじまったのですが、まだまだ浸透できていないのと、カバーされる率も低いです。)、病気になったらそれこそ、借金をして病院へ通うか、病気のあるがままを受け入れるか、あるいはまじない師を呼んだりするようです。

そんな患者さんが一方で、MRIの画像診断受けられる患者さんがいたりします。だいたい8,000ペソから15,000ペソくらいのようです。日本円にして、21,000円から40,000円くらいの間でしょうか。ちなみに看護師の初任給が手取りで3,000ペソ(8,100円くらい)ですので、日本の1/20くらいになるので、感覚的には、MRIの料金は50万円から100万円くらいに相当すると思います。

明日も、貧困層の患者さんの待合室をくぐり抜けて授業を受けてきます。

朝一の授業は組織学です。

http://web.uni-frankfurt.de/Aerzte-3Welt/english/die-news-1.html
http://web.uni-frankfurt.de/Aerzte-3Welt/english/index.html


2007年7月24日火曜日

それでも、前へ進んでいく

こんばんは!
blogをはじめてからちょうど一週間がすぎました。それにしても一週間ってすぎてみると早いよね。
それにしても本当にblogって便利だね。簡単に更新もできるし。。ただ、直筆の日記のように、あとで読み返してみるとそのときの気分が字に現れるんでそれはそれで、結構おもむきがあったりして好きなんですが。

さて、タイトルをご覧いただいたように、「それでも、前へ進んでいく。」笑
そうなんです。試験、合格点の70点に及ばず。。。一学期の期末試験で挽回するしかないです!!がんばります。合格するまで、追試というシステムはないので、次の試験もがんばらないといけないです。

医学部での勉強は本当に絶え間ない課題との戦いで、これでもか!!ってくらい教科書を読んで、理解していないといけないもので、一年生を二回続けている僕でも大変です。たまに外部記憶装置が人間にも身につけられたらいいのになあって妄想が広がることもあるんだけど、むなしい妄想は一瞬でバイバイし、教科書を読み返します。

現在は、解剖学の分野が多いので必然的に暗記物が中心となります。学生時代は暗記物は結構得意だったんですが、今では論理的に理解する科目の方が得意かも。

明日は新しい課題の発表が朝からあるので、現在チェック中。。夕方には社会医学の試験があるので、その準備もしなくては、、

そんなことで、試験の結果をもらってくよくよする暇がないのが医学生の宿命のようです。

明日もがんばるぞ!!



2007年7月23日月曜日

ファイト!


僕の所属している大学は、2学期制なんだけど、1学期は二ヶ月ごとに分かれていて、2ヶ月で一つのサイクルになっています。毎週月曜日に試験があり、範囲が広かったりするので、結構大変です。留年しちゃっているから、合格するだけではなくて、少しでもいい点数をとり余裕を持たせないといけなくてね。
あと7時間半後に試験。今回を入れてあと2回だけ。
8月6日からははじめての期末試験。

ここに遊びにきている訳ではないから、がんばらないとな!!!

がんばれよ!俺!!!






ちなみに今回の範囲は以下の通り。解剖学が多いんだよなあ。涙。ドラえもんの暗記パンをたべたい!!!
同級生がうちこんでくれた範囲をコピペしました。こんなかんじ。



The coverage for the 5th Exam scheduled for July 23, 2007 will be Modules 6 & 7

Module 6 Task List

Module 6 Task Sheet


1. Describe the gross and microscopic features of the superficial deep fasciae of the back.
2. Describe the muscles of the back as to origin, insertion, nerve supply and action.
2.1 Superficial Muscles
2.2 Intermediate Muscles
2.3 Deep Muscle
2.4 Triangles of the back (triangle of auscultation, lumbar triangle of Petit
3. Describe the blood supply of the back
3.1 Arterial Supply
3.2 Venous drainage
4. Describe the lymph drainage of the back
5. Describe the following:
5.1 Muscle tissue to include its characteristics, histologic types, and differences
5.2 The 3 types of muscle tissue if given descriptions or microscopic slides (including ultrastructure)
5.3 The mechanism of skeletal muscle contraction
5.3.1 The changes that occur in sarcomere during muscle contraction
5.3.2 The structures and proteins that play a role in muscle contraction
5.3.3 Mechanism of skeletal muscle contraction to include events, the structural changes that occur and roles of structures and proteins in contraction
5.3.4 Muscle metabolism and its relevance to sports
6. Discuss the vertebral column
6.1 Identify the different segments
6.2 Identify parts of a vertebra
6.3 Differentiate a typical from an atypical vertebra of the different segments
6.4 Describe the important variations in the vertebra
6.5 Describe the different joints of the vertebral column
6.6 Identify the different normal curvatures of the vertebral column

Module 7 Task List

1. Discuss the structure of the scalp
1.1 Describe the layers of the scalp
1.2 Describe the dangerous areas of the scalp
2. Discuss the gross features of the head
2.1 Describe the surface landmarks of the head
2.2 Describe the parts of the bones of the skull
2.3 Describe the different paranasal sinuses
2.4 Give the important openings in the base of the skull and the structures that pass through them
2.5 Describe the gross anatomical features of the muscles of the head
2.6 Describe the dangerous area of the face
2.7 Describe the blood supply (arterial supply and venous drainage), lymphatic supply and nerve supply of the muscles of the head.
3. Discuss the gross features of the neck
3.1 Describe the surface landmarks of the neck
3.2 Describe the gross anatomical features of the muscles of the neck
3.3 Describe the main arteries, main veins, main lymph nodes and main nerves of the neck.
3.4 Describe the boundaries of the triangles of the neck and their respective contents
3.5 Describe the dangerous area of the neck



2007年7月22日日曜日

Camiguin


フィリピンで生活をはじめてから、友達によくいわれることが、「毎日リゾート気分じゃない?」

さすがに毎日リゾートホテルで生活をしている訳でもないので、ビーチサイドで横になりながら、優雅にマッサージを受けてのんびり、、なんていう生活とはほど遠いです。笑 

とはいうものの、フィリピンで生活を始めてから北から南までいくつかの街を旅しました。そのなかでおすすめは、Camiguin島(カミギン島)です。

僕が生活をしているカガヤンデオロ市(ミンダナオ島北部の街)からバスでBalingoanまで移動し、そこからフェリーに乗り移動しました。宗教学の先生のご実家がカミギンだったので、先生のお宅にお邪魔しました。

写真の通り、本当に美しい白い砂、透明度の高い海。火山。そして温泉。

フィリピンでは、バスタブに入る習慣があまりないので、普段はシャワーです。そんなこともあり、温泉に入ったときは感激でした。(日本のように素っ裸ではなく、水着着用です。念のため。)

昼間もいいのですが、夜がすばらしかったです。波の音を聞きながら、プライベートビーチにゴザを敷いて、星を眺めました。星をみるのが好きなので、2時間ちょっと空を眺めていました。こんなに流れ星がみられるのかと思うくらいみられました。

セブや、ボラカイもいいところですが、カミギンへもぜひともいらしてみてください。

きょうも天気がよくて気持ちがよさそうなのですが、明日も試験なので、外に出られない分、blogを更新して、ちょっとでもリゾート気分になったつもりで、、、

From Manila, you can take direct flights of Philippine Airlines, Cebu Pacific, or Air Philippines to Cagayan de Oro City. Flying time approximately takes one hour and 20 minutes. From Cebu, Cagayan de Oro City is even nearer -- a mere 30 minutes away. One can also take the longer but infinitely more exciting ferry trips from the North Harbor aboard the ships of WG&A, Negros Navigation, and Sulpicio Lines. Depending on the routes (sometimes they stop over at certain ports such as that of Cebu City, Iloilo City or Bacolod City), a ferry trip to Cagayan de Oro City usually takes 28 to 36 hours.

From the Cagayan de Oro City airport, you can take a cab to the bus terminal located at the Agora Market and get on a bus for Balingoan, a town 88 kilometers outside the city. At Balingoan, take a ferry bound for Camiguin Island approaching Camiguin by sea. The trip usually takes an hour before you reach Benoni Wharf of Mahinog, which is 17 kilometers from the capital town of Mambajao.

You can also take a three-hour ferry ride from the Cagayan de Oro Ferry Terminal to Guinsiliban, also in Camiguin on board M/V Yuhum.

http://www.camiguin.redbearnet.com/



2007年7月21日土曜日

救急救命の巻

きょうは、医学部の学生会主催の救急救命の練習がありました。日本では日本赤十字社の支部で行われているようなものと同じものです。

僕は2003年1月に千葉市で講習を受けたんですが、日本では復習の勉強会に参加することはありませんでした。僕は留年生なので、二度目の講習会でした。笑

主な流れとしては、道ばたでひとが倒れているというのを想定して、救助するというものです。意識があるか、ない場合は気道を確保し呼吸の確認をし、ない場合は人工呼吸を二回して循環のサインを確認するなどそんな流れて行いました。

日本での講習会を含めて三度目だったのですが、気道の確保の際に、肘を地面につけて額に手を当て、頭を後ろに傾けて、もう片方の指二本でしたあごを突き出した状態にするのに、地面に肘をつけ忘れちゃったり、人工呼吸をする際に、鼻を塞ぐのを忘れちゃったりして、、、こんなこともあり、実際の救助の際は緊張したりして、結構間違えちゃったりしそうです。やはりこうした日頃の練習が必要だなあと改めて感じました。

ちなみにフィリピンで救急車を呼ぶ際に「112」または、「911」をまわしてください。携帯からもかけられます。ただし、日本のように救急車が充実していないので、直接病院へ行った方が早いかもしれないです。


2007年7月19日木曜日

フィリピンの医学教育

なぜフィリピンで医学を学ぼうとしたのかと関心をお持ちの方もいらっしゃると思うのですが、不思議な体験に導かれたと申したらよろしいでしょうか。このことについてはまた別の機会にお話しするといたします。

フィリピンの医学教育は日本のそれと大きく異なります。
•大学院大学である。
•全国医学部入学試験をクリアしなければいけない。
•授業は学生主導のPBLである。
•基本的に追試験はない。
•卒業するまでに半分くらいは落第し、放校となる。
•一般的に医学部附属病院を併設していないところが多い。
•新学期は6月で、学年末は3月。夏休みは4、5月である。
などなど。

ひとつひとつを書くと長くなってしまうので、今回は、最初の大学院大学であることについてお話いたします。

日本、韓国、台湾などの医学部をみてみますと、一般教養を含め6年生であるところが主流だと思います。日本ではここ10年くらいの間に学士入学を取り入れているところも多くなってきているようですが、まだまだ高校卒業をした学生を対象にした入学試験ならびに、6年生のシステムに変わりがありません。

フィリピンでは、医学部、法学部はPost Graduateと位置づけられており、日本の大学院に相当します。医学部への進学を考えている学生は、理科系の学部であることが必ずしも必要ではなく、所定の理数系の科目、物理、無機化学、有機化学、生物学、数学などを取得し、全国医学部入学試験(通称NMAT;National Medical Admission Test)を受験した上で、結果を見て、希望校へ入学志願をすることとなります。

僕の同級生の多くは、生物学科、看護学部、臨床検査学科の出身が多いのですが、その他にも英文科、心理学科、経営学科の出身者もおります。

日本のように入学して、全員進級できることもないので、毎日が必死の生活です。


2007年7月18日水曜日

”にわとり”とともに

医学部での生活はどこもかわらないと思うんですが、そのひとつに時間との戦いだと思います。覚えるものがはんぱじゃなくて、ほんと、シニアクラークシップのはじまる4年生までに、つまり三年間で全部覚えるのって可能なのかなあって思うくらい。

そんなこともあり、睡眠時間は結構短くて、4時間くらいです。毎日。眠い毎日。

朝の方が静かだから、朝方なんですが、日本じゃ絶対ありえないのが、鶏の鳴き声がすごいんだよね。

いまもものすごい数の鶏がないています。焼き鳥にして食べちゃいたいくらい、うるさい。。笑


2007年7月17日火曜日

はじめまして


フィリピンに留学した当初から、blogをはじめようと思ったんだけど、つづかなかったんだよね。留年が決まって、新たに一年生から始めるということで、blogをはじめることにしました。

あんまり気合いを入れない程度に続けていきたいと思います。

どうぞよろしく。